
デジタル画のほうでも描きましたが、
能楽「巻絹」から、熊野本宮の巫女です。

書いてある詞章は、
證誠殿(しょうじょうでん)ハ阿弥陀如来
十悪を導き 五逆をあハれむ
中の御前ハ 薬師如来
薬となって 二世を助く
一萬文殊(いちまんもんじゅ) 三世の覚母(かくぼ)たり
十万普賢 満山護法(まんさんごほう)
聲(こえ)のうちより狂ひさめて
又本性にぞ なりにける
と書いてあります。
詳しい解説はデジタル画のほうに描いてありますのでそちらをご覧ください。
神懸った状態の巫女の、白い装束の姿はこの掛け軸の絵に合いそうな気がして描きました。
背景で森の感じを出そうかと思っていましたが、
なんとなく白背景のほうが巫女が映えそうに思えたので描くのはやめました。(サボりました(;^ω^))
字体は宝生流の謡本を参考に書いてますが、漢字が多い部分なので難しかったです。
能の詞章を書いてると書いたことのない字が割と出てくるので勉強になります。
↓ 全体図 ↓

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