
岩見神楽から2つ目、「岩戸」を描きました。
舞を舞っているのは、
天宇津女命(あめのうずめのみこと)
手前の座って祈っている(?)2人は
天児屋命(あまのこやねのみこと)
太玉命(ふとだまのみこと) です。
詞章(岩見神楽の紹介ページより)↓
天の香具山の日かげの
かづらを襷にかけ、
天の香具山の笹葉を手草に結ひ、
手になさぎ着けたる矛を持ち、
ヒフミヨイムナヤコト
モモチヨロズと歌ひつつ、
神遊び仕へまつらん。
物語は、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴に困り
天の岩戸の中にお隠れになったので、世の中すべてが闇夜となった。
そこで神々は集まって相談し、宇津女命(あまのうずめのみこと)を呼んで躍らせ、
長鳴鳥(ながなきどり)を鳴かせて大御神の気を引こうとする。
不思議に思った大御神が岩戸を少し開けたところを力持ちの手力男命(たぢからおのみこと)が
岩戸を開き迎え出し、再び世の中が明るくなり禍も無くなり平和が戻った。
というお話だそうです。
【 ヒフミヨイムナヤコトモモチヨロズ 】は、漢字では【 一二三四五六七八九十百千万 】
と書いてあります。絶対読めません(笑)
ヒフミの祝詞というもので、除災招福や鎮魂法でも使われてきたそうです。
本当は天照大御神が一番位の高い神様だと思うので描きたかったのですが、
構図的に入らなかった( ;∀;)のと、アマノウズメが舞ってるのを描きたいと思ったので断念しました。
お話的には前に描いた大蛇はこの岩戸の後の事で、繋がっているそうです。
もうちょっとアマノウズメの着物が赤くなるように描いたつもりだったのですがなんだかピンクになってしまいました。
因みに一回目に顔の塗りで顔色悪くなりすぎてしまい別に描き直しました((+_+))
恐る恐る塗ってると薄すぎて白っぽくなり過ぎてしまいます。
和紙だと塗り重ねていると紙が毛羽立ちますし、失敗できない分難しいですね。
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