能「道成寺」より、先日描いたのと別の赤頭バージョンを描きました。
道成寺は安珍(あんちん)・清姫(きよひめ)伝説を基にした能です。
小鼓とシテが間を図りながら足拍子を踏む乱拍子から、一転して急ノ舞(早い舞)になる迫力、白拍子が鐘の中に飛び込み、上から鐘を落とす場面、全身を覆う暗い鐘の中で一人で装束を替え、蛇体の姿へと変わる場面など見どころが多い演目です。
私もまだ道成寺は実際に観に行った事がないですが、一番観に行ってみたい能です(´▽`)
あらすじに関しては前回描きました道成寺(doujyouji)をご覧ください。
書いてある詞章です↓
引けや手ん手に千寿の陀羅尼
(しくのげみょうおうのかえん)
不動の慈救の偈明王乃火焔の
黒烟を立てゝぞ祈りける
祈り祈られ撞かねど此鐘響き出で
引かねど此鐘躍るとぞ見えし
程なく鐘楼に引きあげたり
あれみよ蛇体は 現れたり
所々にある鱗箔(逆三角の模様)を描くのが大変でした(;´∀`)
パソコンで描くのはパターン使うので簡単なんですが…
どことなくおどろおどろしい感じが表現できたと思います。
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