豊川稲荷の祭神、豐川吒枳尼眞天を描きました。
豊川稲荷は霊狐塚の雰囲気がとても好きでよく参拝させて頂いています。
別に商売はやっておりませんが何故か良く行きます(笑)
正式名は「妙嚴寺」で、曹洞宗の寺院だそうです。
境内はたくさんの狐の像があり、狐好きの私にはわくわくする場所です(*’▽’)
狐のお顔のデザインも一体一体が違っていてとても面白いです。
私も最初は狐を祀っているお寺なのかなと勘違いしていましたが、
今回描かせて頂いた豐川吒枳尼眞天を祀られています。
御真言は「尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶(オンシラバッタニリウンソワカ)」です。
白い狐に跨っておられるのは分かりましたが、稲穂を荷っておられるのは知らなくて、
途中で忘れたと思い描きなおしました。。
Twitterで香炉みたいなものを持ってると書いてしまいましたが、宝珠のようです(笑)
着物の柄などは資料が少なくほとんど想像で描きましたので配色もアンバランスなところもあるかと思います。
羽衣の透けている表現をするのが大変でした。
そして天冠が能以上に細かく、苦戦してしまいました。
文字は毛筆で書いたものをスキャナで取り込み、金文字に加工してみました。
父が茶枳尼天は怖い神だぞと言うので、
まさか~と思って調べてみると、茶枳尼天の起源はインドのダーキニーで、
元は生きた人間の肝を食す女の鬼神、人肉を食べる魔女だったと出てきました(;´・ω・)
鬼神と聞くとカッコいいですが肝食べちゃうのは怖いですね・・・
でも後に大日如来の化身、大黒天(大黒様も豊川稲荷にあります)によって調伏され、
死者の心臓であれば食べることを許可され、説法を受けて善神となったそうです。
・・・今は優しい女神様だと信じます。(´・ω・`)
※使用している写真はフリー素材サイト(ぱくたそ様、写真AC様)よりお借りしました。※
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