正月だったので、
能楽「翁」より老人の神を描きました。
書いてある詞章です↓
とうとうたらり たらりら
たらり あがり ららりとう
ちりや たらり たらりら
たらり あがり ららりとう
所千代(ところちよ)までおわしませ
我等も千秋さむらわう
鶴と亀の齢(よわい)にて幸い心にまかせたり
翁には物語やストーリーといったものはなく、
千歳、翁、三番叟
がそれぞれ歌と舞で天下泰平、国土安穏を祈祷する舞を舞います。
他の能の演目と違って神聖な儀式的要素が強く、特別な能であるそうです。
「とうとうたらり」は、私も初めて聞いたときは不思議でした。
はっきりと意味は分かりませんが、独特の神聖な雰囲気を感じられる演目です。
使用画材は透明水彩と墨、呉竹の金の絵の具です。
透明水彩はちゃんと描いてみたのはほぼ初めてだったので全然活かせてないです(笑)
背景は墨で松を描いてみました。
拙いですが松が良い雰囲気を出してくれたように思います。
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