こちらも以前デジタル画のほうでも描きましたが、
能楽「竹生島」の琵琶湖の龍神です。
書いてある詞章です↓
龍神湖上に 出現して
光もかゝやく金銀珠玉を
彼のまれ人に
捧ぐる気色
有難かりける
奇特かな
琵琶湖の龍神が水中から出現して宝珠を臣下たちに献上し、仏の徳を讃えて舞っている場面です。
琵琶湖は竜の聖地のひとつとされており、
竜は琵琶湖上にうかぶ竹生島のまわりにとぐろを巻いて島を守っているのだと信じられ、
琵琶湖の神として、日本国土の守り神として、信仰されていたそうです。
竹生島にも黒龍が祀られています。
龍神が持っている小道具は、「打杖」というそうです。
鬼や天狗や龍神などが、神通力などを使うために持つ杖とのこと。
この杖を振り上げ、戦いなどの場面が演じられるそうです。
今まで知らなかったので、剣とか小太刀の代わりなのかなーと思っていました(;´・ω・)
剣とかだったら扇ですよね・・・
そしてこの打杖、よく見たら先端の板のような物が両側同じ丈でした。。
勉強不足で間違えてしまいました((+_+))
他にも「春日龍神」「葵上」「紅葉狩」「黒塚」「鵺」「土蜘」などで打杖を使用しています。
描きたいと思っている能演目ばかりなので、今度は間違えないようにします(笑)
↓ 全体図 ↓
コメント