石見神楽から、「大蛇」の場面を描きました。
詞章↓(岩見神楽の紹介ページからお借りしました)
「 青草を 結い束ねてぞ 蓑笠と
作り初めます 須佐之男の神」
この大蛇の住む上に常に雲のたな
びきしはこの剣の徳なるべし
これを名付けて天の叢雲の剣と
讃え申さん 二種の剣を天の
葦根(あしね)の命をして天照大御神に
捧げ奉らばやと思うなり
物語は、
須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国・斐の川にさしかかると、
娘を大蛇に食べられてしまうという老夫婦に出会います。
そこで命は老夫婦に毒酒を作らせ、 これを八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が飲んで酔った所を退治し、
稲田姫(クシナダ姫の事)と結ばれた、という内容だそうです。
Youtubeでも割と多く大蛇の動画があがっており、人気曲のようです。
私も一度だけ実際の演目を観に行きましたが、大蛇の迫力が凄くて観ていて圧倒されました。
大蛇は蛇胴(じゃどう)というそうで、色んな色があってとてもカラフルで面白いです。
私が観たときは舞台に3頭か4頭ほど出てきて、舞台からはみ出すほどでした。
(はみ出しても最前列の方は地元の常連の方なのか見事にキャッチしたり避けたりしていてそれも面白かったです。)
舞台をいっぱいに使って動く八岐大蛇はとても見応えがありました。
神楽の面や装束も、能とはまた違いとても派手で面白いです。
神楽面は能面と違って表現がハッキリしているものが多く、少し描きやすい気がしました。
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